Pさん、また楽器買ったんですか

国内各地に神出鬼没で生息地不詳と専ら噂のP氏がボケ防止のために始めた駄文の肥溜め

楽譜専用端末「GVIDO」を2年使ってみた

楽譜専用電子端末「GVIDO」を買って2年と4ヶ月くらい経ちました。

 

https://pzvagyok.hatenadiary.jp/entry/gvido1

https://pzvagyok.hatenadiary.jp/entry/gvido2

 

買ってから2年の間に(主に値段のせいでなかなか普及しないんだと思いますが)ぼちぼち身の回りでも購入される方を見かけるようになりました。

 メーカーが公表するスペック等のデータと同じくらい、ユーザーが実際に使用した感想というものはいつかどこかの誰かにとって有用なものになるはずだと思っています。その時のためにも、気が向いた時に更新しようと思います。(最悪何の役にもたたなくてもこのブログの目的は管理人のボケ防止ですので本人の備忘も兼ねて…)

あと、機材系に限らず、最近は製品レビューの類はめっきり動画が主流になってしまった感じですが、かといってテキストの役割が完全に取って代わられたわけでもないとは思うので、それぞれのスタイルに見合った形で発信ができれば良いのかなと考えています。

さて、前置きはこのくらいにして、今回は、メーカー純正のアクセサリについて書こうと思います。※2020年7月現在の仕様に基づきます。

 

<メーカー純正アクセサリについて>

GVIDO本体(税抜¥180,000)は言わずもがな、メーカーの製品紹介には本体以外にいくつかアクセサリ(オプションパーツ、周辺機器etc.)があり、本体の購入を検討されている方は追加でどれを買うべきか、買わないべきか迷うことがあるかと思います。ここでは、それぞれのアクセサリとおすすめの組み合わせを紹介します。

 

■フットスイッチ(税抜¥30,000)※私は持っています。

Bluetooth、有線どちらでも対応可能な譜めくり用スイッチです。足で操作することを想定しています。動作には単三乾電池が1本必要です。世の中の楽器はおそらく演奏中に両手が塞がるものが大半だと思うので、演奏中に足で操作して譜めくりができるのは大変便利です。演奏中に譜めくりからくるストレスから少しでも解放されたければ持っておいた方が良いアイテムと言えるでしょう。

ただし、iPad等に使える汎用品がもっと安価で手に入る(GVIDOでは動作未確認なので責任は取れません)ので、価格を気にする方はどのメーカーの物を買うか検討した方が良いかと思います。

純正品を買うメリットとしては「GVIDOで確実に動作する」「押した時の音が静かで演奏の邪魔をしない」等があります。オススメ度★★★★☆

 

■牛革カバー(税抜¥30,000)※私は持っています。

GVIDO本体の外側にかぶせて、傷や衝撃から防いでくれます。スマートフォンタブレットのような高価な機材にはカバーが欲しいですが、パソコンほどに高価なGVIDOともなれば尚更だと思います。値段がやや高いですが、GVIDOに合わせた機能性のため、汎用品にはない魅力があります。

このカバーは取り付けたまま本体を開いて使うことができ、ペンを通してひっかけておくところもあるので、紛失防止にもなります。

カバー取り付けの際は粘着素材を本体に貼り付けるため、カバーの頻繁な付け外しは構造上想定していないようです(そもそも頻繁に付け外しする必要性は感じませんが)。また、GVIDO本体には収納用のカバー(こちらは収納した状態で開くことはできません)が付属しており「持ち運ぶ時に防護できればいいよ。使う時にはカバーはいらないよ」という人には特に必要ないかもしれません。オススメ度★★★★★

 

■コーラスカバー(税抜¥16,500)

私が買った当初にはなかったアクセサリですが、こちらは合唱等の片手で譜面を持つ時用のものです。合唱の際はもちろんのこと、GVIDOには楽譜以外にもPDF全般を取り込めるため(ただしモノクロ表示)、GVIDOを片手に持った状態でテキストを読みたい、といった場合にも使えそうです。合成皮革製とのこと。

ただし、私は持っていませんが考えられる2つの問題点として、一つ目は上述の牛革カバーと性質上併用がしにくいということ(牛革カバーが頻繁な取り外しを想定していない構造のため)。もう一つはGVIDO本体がそもそも重いため長時間の使用には紙の楽譜の方が適しているのではないかということ。これに関しては、実際に使用されている方のレビューを聞くしかないですが、慎重な検討を要するものと思われます。オススメ度★★★☆☆

 

スタイラスペン(税抜¥5,000)

GVIDO操作用のペン単品です。スタイラスペン自体はGVIDO操作に必須のものです(逆に本体のセンサーとスイッチだけだとほとんど操作できません)ので、GVIDO本体を買った時に1本付属しています。何らかの理由で2本以上欲しいときや、付属のものを無くしてしまった時に買うと良いでしょう。それ以外に本体と合わせて買う理由は特に思いつきませんw オススメ度★★★☆☆

 

◆Pさんおすすめの組み合わせ:GVIDO本体+フットスイッチ+牛革カバー

(¥)180,000+(¥)30,000+(¥)30,000=(¥)240,000 … 税込総額:¥264,000

私が買ったときは税率8%だったので25万と少しで買えたのですが、現在税率10%になってしまったので実質1万円程度高くなってしまっていますね…。もちろん、買うお店やキャンペーン等によってはこの定価よりも安く買えることはあると思います。

それでは今回はこの辺で。

 

※ご注意

公式サイトにて案内がありましたが、この「GVIDO」販売ページをかたるフィッシングサイトの存在が報告されているようです。購入の際は必ず公式サイトか代理店で買いましょう。私は代理店の山野楽器で購入しましたが、ネット上での購入に不安が残るようであれば代理店から買うのが確実かと思います。

 

参考:https://www.gvidomusic.com/ja/